FOR DESIGNERS

照明以外の連動 ― シェード・空調・AV

照明制御を中核に、シェード・空調・床暖房・換気・AV まで連動できます。どこまで連動させるかは、オーナーの優先度と予算で決めます。

このページの要点

  • 基本セットは照明+シェード+空調。それ以外は、オーナーの優先度と予算枠を踏まえて段階的に判断する
  • 連動させたい機器は、基本設計〜実施設計の早い段階でメーカー・型番ベースでインテグレーターに確認を依頼する
  • 連動を増やすほど、初期コスト・不具合リスク・保守費用も増える

連動できる設備のカテゴリ

Lutron HomeWorks は、照明制御を中核としつつ、さまざまなサブシステムと統合できます。

カテゴリ 連動内容 連動方式の例
電動シェード・カーテン シーンに応じた開閉、日射連動、タイマー制御 Lutron Sivoia QS(純正)/その他
空調(HVAC) シーン連動でのオン/オフ・設定温度の変更、不在時のセットバック 三菱電機・ダイキンの業務用 VRF
床暖房 シーン連動、不在時オフ、起床前のプリヒート 接点
換気(24時間換気・全熱交換器) 在/不在モード、就寝モード 接点
AV システム プロジェクター昇降・スクリーン連動、AV ON でシーン自動切替

連動を検討するときの確認事項

連動を希望する各機器について、基本設計〜実施設計の早い段階で次の5点を確認します。

  1. メーカー・型番

    同じ製品名でも、グレードによって制御インターフェイスが異なります。

  2. 制御プロトコル

    接点/RS-232/RS-485/BACnet/Modbus/IP/クラウド API のいずれか。

  3. 電源・配線要件

    追加の弱電配線が必要かどうか。

  4. クラウド依存度

    インターネットが切れたときに動作するかどうか。

  5. オーナーの優先度

    必須/あれば嬉しい/将来拡張、のどれに当たるか。

連動可否は型番ベースで事前確認を

連動できるかどうかは、機器メーカー側のファームウェアや API の公開状況に依存します。メーカー名・型番・通信プロトコル仕様書(あれば)をインテグレーターに渡して、事前に確認してもらうのが確実です。クラウド API 連携の機器は、メーカー側の仕様変更で動作しなくなるリスクがあるため、ローカル制御が可能な機器を優先するのが安全です。

連動を希望するサブシステムの情報は、オーナーから建築設計者経由で、実施設計の段階までにインテグレーターへお渡しください(フェーズ別の進め方)。

連動を増やすことのトレードオフ

観点 内容
メリット シーン操作で空間体験が豊かになる、オーナー満足度の向上
デメリット 初期コストの大幅な増加、構成の複雑化に伴う不具合リスク、引渡し後の保守費用の増加

推奨するアプローチ ― 基本セットから段階的に

Lutron HomeWorks だけで制御できる照明+シェード+空調を基本セットとし、それ以外は、オーナーの優先度と予算枠を踏まえて段階的に範囲を判断することをお勧めします。

コストへの影響は 予算感 もあわせてご覧ください。

計画の早い段階で、ご相談ください。

企画〜基本設計初期の概算提示・ご相談は無償です。ラフプランの段階でも、システム規模と予算の目安をお伝えできます。

設計者の方のご相談